米国フロリダ州タンパ発のブログです!
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事業仕分けで漢方が保険適応外に?
2009-11-29 Sun 22:11
遠くアメリカからでもYahoo Japanは毎日チェックしています。普段はあまり政治には興味がない私ですが気になるニュースが。。。「事業仕分けで漢方が保険適応外に」との事。

外科の先生方は、お腹の手術の後の患者様に大建中湯という漢方を使って、手術後の腸閉塞を防ぎますし、私達内科医は抗がん剤の副作用に対して半夏瀉心湯、牛車腎気丸などの漢方を用いる場合もあります。

緩和ケアの領域でも十全大補湯、補中益気湯などの漢方は、モルヒネなどの医療用麻薬やステロイドと同様に患者様の苦痛緩和のために重要な役割を担っています。

鼻炎や蓄膿の症状に小青竜湯などの漢方が効果がある事は、私自身が鼻炎持ちなのでよく分かっています。

保険診療ができなくなるという事は、このような場合、患者様は自分で薬局に漢方を買いに行かなければいけなくなるって事??しかも全額自己負担で??

医師の中にも漢方薬はEvidence(臨床試験などにより示された科学的根拠)が乏しいものが多いので保険適応外になっても問題ないという意見もあるようですが、私はそうは思いません。私自身、抗がん剤治療というEvidenceを最重要視する分野に身を置き、現在も新しいEvidenceを求めて研究留学をしている訳ですが、緩和ケアを中心とした癌の症状コントロールにおいてはEBM(Evidence-Based Medicine=根拠に基づく医療)だけではなく、EBMとNBM(Narrative-Based Medicine=物語・対話に基づく医療)の組み合わせが重要であると言われています。

つまり癌を小さくするための治療には最大限Evidenceに基づいた最先端の治療を行わなければならない一方で、痛みなどの癌の症状や抗がん剤の副作用をコントロールするためには、Evidenceだけではダメですよという事です。いくらEvidenceのある抗がん剤を用いて癌を小さくできても、痛みや副作用のコントロールが不十分ではダメですし、いくらEvidenceのある鎮痛薬を用いてもその患者様の痛みが取れず、満足のいく日常生活が送れないのなら意味がありません。じっくりと患者様と対話をし、その患者様にとっての一番の方法を見つけていくという事が重要です。

癌の症状や抗がん剤の副作用でなかなか治りにくいものの1つに「しびれ」がありますが、苦労して色々なお薬を試しても取れなかったしびれが、Evidenceのあまりないお薬や漢方などで驚くほど軽減することもあります。このように、一方では最先端のEvidenceを駆使した抗がん剤治療を行い、他方ではEvidenceにとらわれず様々な選択肢を駆使した癌の症状コントロールを行わなければならない所が、私達の仕事の難しい所です。

少し話が脱線しました。ともあれ、事業仕分けがどのようなものなのか、仕分け人がどういう人達なのかは遠いフロリダの空の下からでは窺い知れませんが、国民の命に関わる事業でさえこのようなお粗末な結論を導くのですから、漢方の問題に限らず他の事業の方達からもかなりの非難が出ている事は想像に難くありません。

さて旅行の続きですが、その後シャークバレーとサニベル島に寄って本日無事にタンパへと戻ってきました。私個人としてはシャークバレーでのトラムツアーが今回の旅行で一番感激しました。

サニベル島は気候が穏やかな今の時期には砂浜の貝殻も少ないらしくちょっと残念でしたが、家族3人で綺麗な貝殻を拾い、よい思い出になりました。

写真は整理して明日以降にアップしようと思います。
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旅行2日目 (エバーグレイズ国立公園 フラミンゴ)
2009-11-27 Fri 21:45
ホテルを出発し、白いサイロの点在する広大な畑の中をわずか10分ほどでエバーグレイズ国立公園に到着です。マイアミ泊だと1時間くらいかかってしまうので、初日に頑張ってフロリダシティまで来て正解でした。↓
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エバーグレイズでは少し車から離れると鳥に乗っ取られるようです。。。↓
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至近距離にワニがうじゃうじゃいます。↓
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最南端のフラミンゴのビジターセンターからの景色です。↓
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ボートツアーでマングローブの森を進みます。↓
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鳥の群れがねぐらへと帰っていきます。↓
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夕暮れが近づいてきました。↓
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湿原にぽっかりと浮かぶ月が印象的でした。↓
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帯状の夕焼けは生まれて初めて見ました!↓
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その後一瞬空が真っ赤に染まって。。。↓
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そして全てが闇に包みこまれていきました。↓
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旅行初日 (タンパ→フロリダシティ)
2009-11-26 Thu 22:40
フロリダ州はアメリカの地図を見るととても小さく見えますが、実は日本の本州と同じくらいの広さがあります。今日は5時間かけてエバーグレイズ国立公園のおひざもとのフロリダシティまでやって来ました。ホテルの近くのCORAL CASTLEの観光をしたのですが、とても小さな観光スポットなのに、受付のおじさんが「これあるからあげるよ~」と日本語の案内をくれたのにはびっくりしました。

失恋のため失意のままにラトビアからアメリカへ渡った青年が、一生を費やして作り上げた石の城とガーデンはとても素敵でした。椅子も石とは思えないほど座り心地がよく娘も大喜びでした。↓
1127-1.jpg
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月のモニュメントと本物の月が重なり幻想的でした。んっ!?右下のほうに何かいる!!↓1127-4a.jpg
近づいてみると。。。↓1127-5.jpg
ん~、何やよう分からんけどフロリダっぽい?でかい割にすばしっこくて、あっという間に視界から消えていきました。明日はいよいよエバーグレイズ国立公園です。
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フロリダの鳥
2009-11-25 Wed 23:13
フロリダにはやたら鳥が多いような気がします。しかも大きな鳥が。
公園にも↓tori2.jpg
池にも↓tori3.jpg
通勤路にも(奥にリスもいますが。。。)↓tori4.jpg
親子で。。。↓tori5.jpg
ビーチにも↓tori6.jpg
モールにだっています。「よ~し、買い物行くか~」みたいな感じですね。。。↓tori7.jpg
そのうちフロリダは鳥に支配されるかもしれません。。。

明日からthanksgivingの連休です。渡米後は夏休みも取らずに突っ走ってきたので、少しここらで一息つこうと思います。3泊4日で南部のエバーグレイズ国立公園と、貝殻で有名なサニベル島に行く予定です。3泊も家を空ける旅行は実に4年ぶり、新婚旅行以来です。せっかくなのでのんびりしてこようと思います。
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H1N1新型インフルエンザワクチン
2009-11-23 Mon 20:00
今日は子供の予防接種の日でした。職場の日本人の方から紹介して頂いたこのクリニックに行くのは今日で3回目です。先生はインド系のとってもよい先生で、同じアジア系という事で安心感があります。いざという時はクリニックが閉まっている時間帯でも関連のウォークインクリニックを受診できます。

アメリカでは保険の会社や種類によって受診できるクリニックや負担額などが変わってくるので、受診前に保険会社のホームページで確認が必要です(たいてい郵便番号と専門領域などから近くで利用できるクリニックが検索可能)。また、ほとんどのクリニックではホームページから予約や必要書類のダウンロードできるので、電話での英語に自信がなくても大丈夫です。

今は認知度が高くなってきたとはいえ、蒙古班を虐待と勘違いされてトラブルになったケースもあるとの事なので、できればアジア系の先生を選ぶ方が無難かもしれません。

私達は娘が1歳直前でアメリカへ来たのですが、日本での娘の主治医が予防接種に熱心な先生だったこともあり、渡米を見越してHibワクチンやB型肝炎ワクチンなど、日本では必須ではないけれどアメリカでは必須のものもスケジュールを組んで接種させてくれていたので安心でした。

私は職業柄、日本の母子手帳を見せながら、自分でなんとか娘の接種歴を先生に説明できたのですが、やはり英語で専門的な内容を伝えるのは難しいので、日本の主治医に英語の紹介状を書いて頂くほうが無難かもしれません。

アメリカの予防接種は熱さましを飲ませた上で一度に3~4本行われます。最初の受診時は左の太ももに2本、右の太ももに2本を接種されました。看護師さんが口にくわえた注射器を次々と抜き、娘の太ももに刺していく様子はまるでハンターのようでした。。。

今日は通常の予防接種の予定だったのですが、「インフルエンザと新型インフルエンザを受けさせたい」と頼んだところ、「じゃあ今日しましょう」との事。アメリカでは接種率があまり高くないからか、予約もなしで簡単に接種できました。もちろん右の太ももに「普通のインフルエンザ」、左の太ももに「H1N1新型インフルエンザ」です。それぞれ1ヵ月後にブースター接種を受けた後、通常の予防接種のスケジュールに戻るとのことでした。今日は鉄の検査のための採血もあり、たくさん針を刺されてちょっとかわいそうでした。それでも初回の4本接種よりはましかも。。。

そして職場に戻ると「職員は今日H1N1ワクチンが無料で接種できる」との情報が!あわてて会場へと駆けつけ無事私もH1N1ワクチンを接種できました。アメリカの予防接種は細い針を使っているのかほとんど痛くなく、針金が引っかかったような感じしかしません。しかし思ってもみなかった親子同時接種となりました。。。

写真はH1N1新型インフルエンザワクチンのパンフレットです。どの予防接種でもこのようなパンフレットを貰えるのですが、実は日本語翻訳版もあるのでクリニックによっては頼めば印刷してくれますよ。↓
H1N1.jpg

一つお詫びですが、どうやらディズニーの画像は著作権上問題になる場合もあるようなので、以前の記事からディズニー園内の写真は削除して代わりに文章を少し付け加えています。
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